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はっさー
こんにちは、はっさーです
社会人から看護師になり今に至ります。楽しみながらブログ奮闘中です!

防衛費8.8兆円へ増額!無人機時代への日本の防衛戦略転換

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防衛費8.8兆円台への急伸とドローン時代への備え

日本の防衛費が史上最大の8.8兆円へ

無人機時代の到来と新たな防衛戦略の幕開け

なぜ今、防衛費が過去最大規模になるのか?

2026年度の防衛費概算要求が8.8兆円台という史上最大規模に達することが明らかになりました。この劇的な増額の背景には、ウクライナ戦争で実証された「ドローン戦争」の現実と、日本を取り巻く安全保障環境の急激な変化があります。

驚異的な防衛費の伸びが物語る現実

6.8兆円

2023年度防衛費

7.9兆円

2024年度防衛費

8.7兆円

2025年度防衛費

8.8兆円

2026年度要求額

わずか4年間で2兆円もの増額。これは日本の防衛政策における歴史的な転換点を示しています。政府は2027年度までの5年間で総額43兆円の防衛費を投じる計画で、GDP比2%という目標に向けて着実に歩みを進めています。

注目すべきポイント:この急激な増額は単なる予算拡大ではなく、現代戦の性質が根本的に変化していることへの対応策なのです。
※一部数値は概算・予測値を含みます。最新の正確な情報は政府公式発表をご確認ください。

ウクライナ戦争が示した無人機活用の実例

ウクライナが大国ロシアと戦えているのは、軍用ドローンの存在が大きい。安価で大量に用意できるドローンが重要な役割を担っている。

戦場で注目された小型兵器

ロシア・ウクライナ戦争で注目されたのは、トルコ製バイラクタルイラン製シャヘドといった比較的安価な無人機の活用でした。従来の高額な戦闘機や戦車と比較して、大幅にコストを抑えた兵器が重要な役割を果たしたとされています。

2020年 ナゴルノ・カラバフ紛争

アゼルバイジャンがトルコ製ドローンを効果的に活用。無人機の軍事利用が国際的に注目される

2022年 ウクライナ侵攻開始

ウクライナがドローンを活用してロシア軍に対処。現代戦における無人機の重要性が認識される

2024年 日本の方針転換

防衛省内にドローン戦略チーム発足。「質より量」の新戦略を採用

なぜドローンが重要な要素となったのか

1/100

従来兵器との価格差

24時間

連続監視能力

数千km

長距離攻撃範囲

0人

人的被害リスク

日本の無人機戦略:「質より量」への大転換

2026年度予算の核心:無人機への大型投資

2026年度概算要求では、無人機調達に2,000億円前後という巨額の予算が計上される見通しです。これは防衛省が「質より量」の戦略に舵を切ったことを明確に示しています。

政府高官の証言:「大方針は『質より量』だ。まずは数で優勢を確保する戦略になる」

多様な無人機の導入計画

小型攻撃用無人機(2025年度:32億円)

「自爆型」ドローン310機を調達。空中を徘徊して車両等を迅速に撃破可能

大型無人機MQ-9B(2025年度:415億円)

海上自衛隊の洋上監視能力を大幅に強化

垂直離着陸型無人機(2025年度開発開始)

滑走路不要の機動的展開を実現

無人アセット防衛能力の7本柱

防衛省は「無人アセット防衛能力」を防衛力強化の7本柱の一つに位置づけ、陸上、海上、海中、航空のあらゆる領域での無人機活用を推進しています。これにより、人的被害を最小限に抑制しながら効果的な防衛作戦の実行を目指します。

日本を取り巻く現実的な脅威

周辺国の軍事ドローン活用状況

2023年4月

中国軍事演習でドローン活用

2023年7月

北朝鮮が新型ドローン公開

1,000機超

中国の第4世代戦闘機保有数

3倍

日本との戦闘機数格差

中国は超音速巡航が可能な第4世代戦闘機を1,000機超保有し、機数は日本の3倍に達しています。さらに、ステルス性能を持つ最新鋭機の配備も進めており、新たな安全保障上の考慮事項となっています。

※中国軍事力に関する数値は各種推定値であり、公式発表とは異なる可能性があります。また、「第4世代」は国ごとに定義が異なり、「超音速巡航」は限定的条件下での性能です。
日本も軍用ドローンへの対応が必要な時代となった

技術革新と産業育成:未来への投資

国産技術の重要性

政府は海外からの調達を急ぐ一方で、将来的な国内製造体制の構築も重視しています。SUBARUの垂直離着陸型無人機(VTOL)など、日本独自の技術開発も進んでいます。

早期装備化プログラム:民生先端技術の取り込みを図りながら、5年以内に装備化し、おおむね10年以内に本格運用する新しい枠組み

AI・次世代技術との融合

単なる無人機だけでなく、人工知能、次世代情報通信、宇宙技術との統合により、従来の軍事技術を根本的に変革する取り組みが進んでいます。

自衛官確保と処遇改善:人的資源への投資

無人機の大量導入と並行して、定員割れが続く自衛官の確保に向けた処遇改善にも大きな予算が割り当てられます。高度な技術を扱う人材の育成と確保は、現代の防衛戦略において不可欠な要素となっています。

2035年の防衛構想

防衛省は2035年にも遠隔地から操作する無人戦闘機を配備する方針。複数の有人機や無人機を通信でつなぎ、一体的に運用する「未来の戦闘」が現実のものとなります。

時代の転換点に立つ日本

防衛費8.8兆円という数字は、単なる予算増額以上の意味を持ちます。これは日本が平和を守るために選択した、現実的で効果的な防衛戦略への転換を象徴しています。

ウクライナ戦争が示したのは、「小さくて安価な技術が、大きくて高価な従来兵器に対して有効な手段となり得る」という現実です。日本は今、この経験を参考に、平和を守るための新しい力を築こうとしています。

私たちは歴史的な転換点の目撃者となっているのです。

※本記事は複数の信頼できる情報源に基づいて作成されていますが、防衛関連情報には機密性があり、一部数値は概算や予測値を含む場合があります。詳細は政府公式発表をご参照ください。

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