コンビニで保険証が使えない?知っておきたい年齢確認の新ルール
先日、いつものようにコンビニでお酒を買おうとしたAさん。年齢確認を求められ、財布から健康保険証を取り出したところ、店員さんから申し訳なさそうに「保険証では確認できなくなりました」と言われました。
2024年12月以降、従来の健康保険証の新規発行が終了し、コンビニ各社で健康保険証による年齢確認ができなくなるケースが広がっていることをご存知でしょうか。これまで当たり前のように使えていた保険証が、突然使えなくなって戸惑っている方も多いはずです。
この記事では、なぜ保険証が使えなくなったのか、今後どうすればいいのかを分かりやすく解説します。
重要:2025年12月以降、主要コンビニでは業界ガイドラインと各社判断により、健康保険証を年齢確認に使えないケースが広がっています。
何が変わったのか?3つの重要ポイント
保険証の新規発行
この日以降、従来の健康保険証の新規発行が終了
マイナ保険証利用率
2025年11月時点での利用率(厚生労働省発表)
対象コンビニ
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンが対応変更
なぜ突然使えなくなったのか
2024年12月2日以降、従来の健康保険証は原則として新規発行が終了し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」への移行が進められています。手元にある従来の保険証は、有効期限内であれば最長で2025年12月1日まで使用可能です。
これを受けて、コンビニ各社が加盟する日本フランチャイズチェーン協会は、年齢確認ガイドラインを2025年12月1日に改訂し、「顔写真がない本人確認書類は不可」という新基準を設けました。健康保険証には顔写真がないため、この基準により年齢確認書類から除外されることになったのです。
重要な点として、これは法律による義務化ではなく、業界ガイドラインと各企業の判断によるものです。そのため、企業や店舗によって対応が異なる可能性があります。
医療機関では使える?コンビニとの違い
混乱しやすいポイントですが、医療機関での受診と、コンビニでの年齢確認では状況が異なります。
厚生労働省は、医療機関については2026年3月末まで暫定措置として、有効期限切れの保険証であっても医療機関がオンライン資格確認システムで資格を確認すれば受診できるとしています。一方、コンビニなど民間企業での本人確認・年齢確認については、法律による一律の規制はなく、各企業や業界団体の判断に委ねられています。そのため、多くのコンビニが12月2日以降は使用不可としているのです。
今すぐ確認!使える身分証明書は?
| 身分証明書 | 顔写真 | 年齢確認 | 入手難易度 |
|---|---|---|---|
| マイナンバーカード | あり | 可能 | 中(申請から1ヶ月程度) |
| 運転免許証 | あり | 可能 | 高(取得に時間・費用) |
| パスポート | あり | 可能 | 中(費用11,000円〜) |
| 運転経歴証明書 | あり | 可能 | 中(免許返納者のみ) |
| 在留カード | あり | 可能 | 低(外国籍の方) |
| 健康保険証 | なし | 不可 | – |
マイナンバーカードのデジタル版も使える
2025年春からスマートフォンにマイナンバーカード機能を搭載できるサービスが開始されています。スマホをかざすだけで年齢確認ができるため、カードを持ち歩く必要がなく便利です。
2025年3月14日には、日本フランチャイズチェーン協会とデジタル庁が共同で、スマホを使った年齢確認の実証実験を実施しました。今後、セルフレジでの活用も期待されています。
マイナ保険証への移行:メリットとデメリット
メリット
- 顔写真付きで本人確認がスムーズ
- 転職や引越し時の手続きが不要
- 医療機関で過去の診療情報を確認可能
- 限度額適用認定証が不要になる
- マイナポータルで医療費が確認できる
デメリット・注意点
- 申請から交付まで約1ヶ月かかる
- 紛失時の再発行に時間がかかる可能性
- 暗証番号を忘れると使えない
- すべての医療機関で対応しているわけではない
- 高齢者にとって手続きが複雑に感じる場合も
こんなときどうする?実践的なQ&A
ケース1:免許証もマイナカードも持っていない場合
マイナンバーカードを持っていない方には「資格確認書」が自動的に送付されます。ただし、資格確認書には顔写真がないため、年齢確認には使えません。
パスポートや運転経歴証明書の取得を検討するか、早めにマイナンバーカードを申請することをおすすめします。
ケース2:高齢の両親が心配
70代以上の方の中には、マイナンバーカードの申請が難しいと感じる方もいます。市区町村の窓口では申請サポートを行っているため、一緒に訪問して手続きを手伝うのがよいでしょう。
また、医療機関での受診については2026年3月末まで従来の保険証が使えるため、急ぐ必要はありません。
ケース3:今すぐお酒を買いたい
当面は運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの身分証を携帯する習慣をつけましょう。マイナンバーカードを持っている方は、カードを持ち歩くか、スマホ搭載機能を活用することで対応できます。
今後の見通しとスマート化の流れ
コンビニのデジタル化が加速
今回の変更は、単なる保険証の廃止ではなく、小売業全体のデジタル化の一環です。人手不足が深刻なコンビニ業界では、セルフレジの導入やスマホ決済の普及が進んでいます。
年齢確認も、将来的にはスマホをかざすだけで自動的に完了する仕組みが標準になると予想されています。実際、2025年3月の実証実験では、マイナンバーカード機能を搭載したスマホをレジにかざすだけで年齢確認が完了しました。
個人情報保護への配慮
健康保険証には保険者番号や記号番号といった個人情報が記載されていますが、これらの情報をコピーすることが制限されるようになりました。顔写真付き身分証への移行は、プライバシー保護の観点からも理にかなった変更といえます。
押さえておきたいチェックリスト
- 2024年12月2日以降、従来の健康保険証の新規発行が終了
- 手元の保険証は有効期限内であれば最長2025年12月1日まで使用可能
- 主要コンビニでの年齢確認には顔写真付き身分証が必要(業界ガイドライン・企業判断による)
- マイナンバーカード、運転免許証、パスポートが使える
- 医療機関では2026年3月末まで有効期限切れ保険証でも受診可能(暫定措置)
- マイナ保険証はスマホにも搭載可能
- 資格確認書は年齢確認には使えない(顔写真がないため)
- 早めにマイナンバーカードを申請するのがおすすめ
まとめ:今すぐできる3つのアクション
突然の変更に戸惑う方も多いと思いますが、対応策は明確です。以下の3つのアクションを参考に、自分に合った方法を選びましょう。
アクション1:手持ちの身分証を確認
運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの身分証を持っているか確認してください。持っている場合は、それを携帯する習慣をつけましょう。
アクション2:マイナンバーカードの申請
顔写真付き身分証を持っていない方は、マイナンバーカードの申請をおすすめします。オンライン申請なら自宅で手続きが完結します。
アクション3:家族にも情報共有
特に高齢のご家族がいる場合は、この変更を伝え、必要に応じて申請のサポートをしてあげましょう。
これからの時代に備えて
健康保険証からマイナ保険証への移行は、デジタル社会への大きな一歩です。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れればより便利になる部分も多くあります。
年齢確認だけでなく、医療情報の一元管理や行政手続きの簡素化など、マイナンバーカードには様々なメリットがあります。この機会に、デジタル化の波に上手に乗っていきましょう。
分からないことがあれば、市区町村の窓口やコンビニの店員さんに気軽に相談してみてください。みんなで支え合いながら、新しい仕組みに慣れていきましょう。
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