あなたの愛車のナンバープレート、こだわりはありますか?
「777」「8888」といった人気ナンバーの取得が、これまで以上に困難になるかもしれません。国土交通省が検討している新制度により、これらの人気ナンバーを取得するには、なんと寄付金の支払いが必要になる可能性が浮上しています。
衝撃の新制度:人気ナンバーが有料抽選に
2025年8月14日、国土交通省の有識者検討会から驚きの発表がありました。現在無料で行われている人気ナンバーの抽選制度を見直し、寄付金を支払った人のみが抽選に参加できる新たな仕組みの導入を検討しているというのです。
なぜ今、制度変更なのか?
現在の無料抽選制度では、人気ナンバーの倍率が10倍を超えることも珍しくありません(地域・時期により変動。公式の「抽選申込件数照会」で直近を確認可能)。何度も抽選に挑戦する人が後を絶たず、本当にそのナンバーを求めている人になかなか当たらない状況が続いているからです。
抽選対象となる人気ナンバーの例
現在の希望ナンバー制度を徹底解説
そもそも希望ナンバー制度とは何でしょうか?1998年に一部地域で先行し、1999年に全国展開されたこの制度により、私たちは自分の好きな数字をナンバープレートに付けることができるようになりました。軽自動車は2005年に開始されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
対象車両 | 登録自動車(自家用・事業用)および軽自動車(自家用のみ)。事業用自動車は抽選対象からは外れます。 |
申込方法 | 希望ナンバー予約センター・全国自動車標板協議会公式サイト |
受付時間 | インターネットなら365日24時間 |
抽選日 | 毎週月曜日(日曜21時までの申込分) |
希望ナンバーの申込手順
全国自動車標板協議会のホームページにアクセスし、希望する番号を選択します。人気番号は抽選、その他は先着順です。
本人確認とメールアドレス
申込時のメールアドレスで本人確認を行います。PCメール推奨(携帯は不達リスク)。携帯メールをご利用の場合は、迷惑メール設定で「@airia.or.jp」ドメインの許可設定をお忘れなく。
製作期間と受取
希望ナンバープレートは注文製作のため、数日程度(標準6営業日程度/図柄は10日目以降)の製作期間が必要です。完成後、指定の場所で受け取ります。
気になる費用:現在と将来の比較
現在の費用(2025年時点)
新制度が導入された場合、人気ナンバーを取得するには交付手数料に加えて寄付金の支払いが必要になります。寄付金の具体的な金額はまだ発表されていませんが、倍率低下を目指すということは、それなりの金額になる可能性があります。
専門家の意見:効果への疑問の声も
しかし、この新制度の導入には異論もあります。自動車業界の専門家からは「効果は乏しい」との声も上がっています。
反対意見の主なポイント:
- 寄付金を支払えない人との格差が生まれる
- 根本的な解決にならない可能性
- 制度の複雑化により利用者の混乱を招く恐れ
一方で、賛成派は「本当にその番号を必要としている人に当たりやすくなる」「無駄な申込みが減る」といったメリットを挙げています。
今後のスケジュール:方針決定時期は今後の発表待ち
国土交通省は年内に方針決定見込み(報道)とされていますが、公式文書では令和7年度内(〜2026年3月31日)に結論と記載されています。実施時期・寄付金額は未公表となっており、具体的な詳細は今後の発表を待つ必要があります。
2025年8月〜12月(予想)
有識者検討会での議論継続、パブリックコメントの実施
2025年12月(予想)
最終的な制度変更の可否、実施時期の決定
2026年以降(予想)
新制度の実施開始(決定した場合)。時期は今後の発表待ち
あなたが今できること
もし特定のナンバーにこだわりがある方は、制度変更前の今のうちに申込みを検討してみてはいかがでしょうか。ただし、現在でも人気ナンバーの競争は激しいことを覚えておきましょう。
申込み前のチェックポイント:
- 希望する番号が抽選対象かどうか
- お住まいの地域の倍率情報
- 申込みに必要な書類の準備
- PCメールアドレスの用意(携帯アドレス不可)
まとめ:変わりゆくナンバープレート事情
車のナンバープレートひとつとっても、時代とともに制度は変化していきます。今回の検討が実際の制度変更につながるかどうかは年内に明らかになりますが、いずれにしても車を愛する私たちにとって、ナンバープレートは単なる識別記号以上の意味を持ち続けることでしょう。
制度の動向を注視しながら、あなたなりの「特別なナンバー」を見つけてみてください。
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