みなさん、岸博幸さんをご存知ですか?
元官僚であり、慶応義塾大学大学院の教授としても知られる岸さんは、60歳という節目に多発性骨髄腫という難病に立ち向かうことになりました。
この記事では、岸さんが余命宣告を受けた後の人生や、病気を通じて気づいたことについて、インタビューをもとに詳しくご紹介します。
彼の経験から学べること、そして人生をどう楽しむかについて一緒に考えてみましょう。
病気との出会いとその影響
告知の衝撃
岸博幸さんが60歳になるまで、彼の人生には病院とは無縁だったと言います。体力には自信があり、ロッククライミングやキックボクシングを楽しむなど、非常にアクティブな生活を送っていました。
しかし、2023年1月に多発性骨髄腫というがんを告知され、一変します。
この告知を受けた時の衝撃は大きく、主治医から「あと10年、15年だよ」という余命宣告には大きなショックを受けたとのことです。
初めての症状と診断まで
実は、告知の前から岸さんにはいくつかの予兆がありました。特に疲れやすくなったことや、顔色が悪いと周囲から指摘されることが増えたことです。
テレビ番組『ミヤネ屋』に出演している際、以前は元気だったのに、最近では帰りの飛行機で眠りこけることが増えました。
これらの兆候を年齢のせいだと考えていた彼でしたが、人間ドックを受けたことで病気の真相が明らかになりました。年齢のせいではなく、実際には重大な健康問題が潜んでいたのです。
治療とその影響
岸さんが受けた治療は、造血幹細胞移植というものでした。この治療は、自身の造血幹細胞を取り出して保存し、強力な抗がん剤で体内のがん細胞を減少させた後、再び体内に戻すというものです。この過程で、抗がん剤の副作用としてひどい吐き気や口内炎に悩まされました。
しかし、基礎体力があったおかげで副作用の期間は短く、通常6週間以上かかる入院も4週間で済んだと語っています。
治療中の副作用としては、髪の毛が抜けることもありました。これは非常に不快な経験でしたが、恩人であるやしきたかじんさんの経験を思い出し、自身も頑張る励みになったと言います。
たかじんさんの写真は、今でも岸さんのスマホの待ち受け画面になっており、お守りのような存在だとのことです。
余命宣告後の人生と楽しみ
新たな優先順位
病気をきっかけに、岸さんは人生の優先順位を見直しました。
仕事とプライベートのバランスを見直し、自分が本当にやりたいことに焦点を当てるようになりました。
例えば、政策づくりや地方活性化の仕事に力を入れ、収入に結びつかないけれども楽しいと感じる活動を優先しています。
プライベートでも、好きなヘビメタバンドのコンサートを観るためにニューヨークに行くなど、自分が楽しめる活動を積極的に取り入れるようになりました。
病気が発覚する前は、仕事や家族を優先していた生活から、自分自身を優先し、好きなことをすることで、人生を豊かにしようと考えたのです。
健康管理と楽しみの両立
岸さんは健康管理にも気を配りつつ、好きな嗜好品を楽しむことを続けています。主治医からは栄養と水分をしっかり摂ること、十分な睡眠を取ることを指示されていますが、タバコやアルコール、カフェインをやめるつもりはないと言います。
残りの人生を楽しむために、自分の好きなものを制限する必要はないと考えているからです。
もちろん、体調が悪くならない範囲で楽しむことが大切だと岸さんは強調します。タバコやアルコールも、体調に合わせて量を調整しながら楽しむようにしているそうです。
病気がもたらした気づきとメッセージ
病気と向き合うことで得た教訓
岸博幸さんは、病気を通じて多くの教訓を得たと語ります。
その一つが、健康の重要性です。若い頃から体力には自信があった岸さんですが、病気になって初めて本当の健康の意味を理解したと言います。基礎体力があったからこそ、治療の副作用が軽減され、回復も早かったと実感しました。これは、読者にとっても大きな教訓となるでしょう。
岸さんはまた、病気になったことで人生の優先順位を再評価する機会を得ました。これまでの人生では、仕事や家族を優先するあまり、自分自身の楽しみを後回しにしていたと振り返ります。
しかし、病気をきっかけに、自分の好きなことを優先し、人生を楽しむことの重要性を再認識しました。
今後の人生と楽しみの追求
新たな目標と計画
岸博幸さんは、余命宣告を受けた後も前向きに生きることを決意しています。
彼は、自分のやりたいことをリストアップし、それを一つ一つ実現していく計画を立てています。特に、好きな音楽やスポーツ観戦を楽しむことに重点を置いており、可能な限り海外にも足を運びたいと考えています。
また、仕事においても、自分が本当にやりたいプロジェクトに集中することを心掛けています。政策づくりや地方活性化の仕事は、収入には直結しないものの、やりがいがあり、楽しいと感じる仕事です。
こうしたプロジェクトを通じて、自分自身の満足感を得ると同時に、社会に貢献することを目指しています。
人生の楽しみを見つけるヒント
岸博幸さんは、自分の人生を楽しむためのヒントをいくつか教えてくれます。
一つは、日常の中で小さな楽しみを見つけることです。
例えば、好きな音楽を聴いたり、美味しい食事を楽しんだりすることで、日々の生活に喜びを見出すことができます。
また、自分の興味や関心を追求することも重要です。岸さんは、好きなバンドのコンサートに行くことや、スポーツ観戦を楽しむことで、自分のストレスを解消し、エネルギーをリチャージしています。
皆さんも、自分が本当に楽しめることを見つけて、それを積極的に取り入れてみてください。
まとめ
この記事では、岸博幸さんの60歳での難病発覚からの闘病生活、そしてその中で得た教訓と今後の人生についてご紹介しました。
彼の経験から学べることは多く、特に健康の重要性と人生の楽しみを追求することの大切さを再認識させられました。岸さんの前向きな姿勢と強い意志は、私たちにも大きな勇気と希望を与えてくれます。
皆さんも、ぜひ自分の人生の楽しみを見つけて、大切にしていってください。読んでくださり、ありがとうございました。
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