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はっさー
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高速料金所の現金廃止いつから?ETC専用化2025年最新スケジュールと対策完全版

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高速道路のETC専用化 – 現金払いユーザーが今すぐ始めるべき5つの準備

「もう現金では高速に乗れないの?」
知らないと困るETC専用化の真実

ある日曜日の朝、田中さん(68歳)は孫に会いに隣県へ向かおうと高速道路のインターチェンジに入りました。いつもの現金レーンに進もうとすると「ETC専用」の表示が。慌てて車を止めた田中さんは、係員に「現金はもう使えないんですか?」と尋ねました――こんな状況が、今、全国各地で起きています。

最終更新:2025年10月18日

今、高速道路で何が起きているのか?

国土交通省と高速道路会社は、2030年頃までに全国すべての料金所をETC専用化する計画を進めています。2025年10月現在、すでに富山県内では4箇所、福井県内では6箇所のインターチェンジが現金払い不可となり、この動きは加速しています。

ETC専用化のスケジュール(国土交通省ロードマップより)

2020年 – 国土交通省と高速道路会社6社が「高速道路のETC専用化ロードマップ」を策定
2025年(現在) – 一部料金所での試行・拡大フェーズ。都市部を中心にETC専用化が進行中
2025〜2030年都市部:おおむね5年以内地方部:おおむね10年以内の導入完了を目標
2030年頃 – 全国の料金所でETC専用化が完了予定

なぜ今、ETC専用化が急ピッチで進んでいるのか

「どうして急にこんなことになったの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。実は、この計画には明確な理由があります。

料金所が抱えていた4つの課題

高速道路の料金所は、長年にわたって様々な問題を抱えてきました。ゴールデンウィークやお盆の時期、料金所の手前で何キロもの渋滞ができる光景を見たことがあるでしょう。現金支払いには1台あたり平均20〜30秒かかるのに対し、ETCなら数秒で通過できます。

さらに、料金所の運営には膨大なコストがかかっています。係員の人件費、精算機の維持管理費、現金の輸送や集計にかかる費用――これらすべてが、最終的には利用者の料金に反映されているのです。

新型コロナが後押しした非接触化

2020年以降、感染症対策の観点から、人と人との接触を減らす必要性が高まりました。現金の受け渡しをなくすことは、係員と利用者双方の安全を守ることにもつながります。

「私はまだ現金で払いたい」という方へ:5つの準備ステップ

では、これまで現金払いを続けてきた方は、どう対応すればよいのでしょうか。ここでは、今日から始められる具体的な準備方法を段階的に解説します。

ステップ1:自分の利用頻度を確認する(所要時間:5分)

まず、年間で高速道路を何回利用しているか振り返ってみましょう。月に1回未満であれば「低頻度ユーザー」、月に2〜3回なら「中頻度ユーザー」、週に1回以上なら「高頻度ユーザー」です。この分類によって、最適な対応方法が変わってきます。

利用頻度年間利用回数推奨される対応
低頻度(年数回)1〜10回ETCパーソナルカード(低デポジット型)
中頻度(月2〜3回)20〜40回ETCカード(クレジット機能付き)
高頻度(週1回以上)50回以上ETC割引活用プラン

ステップ2:車載器の設置を検討する(費用:実質5,000円〜)

「車載器って高いんでしょ?」という声をよく聞きますが、実は今、購入助成制度が充実しています。

車載器本体の価格は、セットアップ込みで8,000円〜15,000円程度です。さらに、多くの自治体や高速道路会社が助成金制度を設けており、実質負担は5,000円程度に抑えられるケースもあります。

取り付けは、カー用品店やディーラーで1時間程度で完了します。年配の方でも、お店のスタッフが丁寧にセットアップから使い方まで説明してくれるので安心です。

ステップ3:カードの選択(クレジットカードが不要な選択肢もあります)

「クレジットカードは持ちたくない」という方に選択肢があります。ETCパーソナルカードなら、クレジット機能なしで利用できます。

ETCパーソナルカードは保証金(デポジット)として平均利用月額の4倍程度が必要ですが、退会時には全額返金されます。また、一部のカード会社ではデポジット不要の新しいサービスも提供し始めています。クレジットカードを持たずにETCを利用したい方は、カー用品店や高速道路会社の窓口で相談すると、最適な選択肢を案内してもらえます。

ETCカードのメリット

  • 通行料金が割引になる(深夜割引30%など)
  • 料金所での停車時間がゼロに
  • 渋滞のストレスが減少
  • 利用明細が自動で記録される
  • ポイントが貯まる(カードによる)

注意すべきポイント

  • 車載器の初期投資が必要
  • カード管理の手間が増える
  • 車載器の電池交換が必要(5〜7年ごと)
  • 複数台所有の場合は台数分の機器が必要

ステップ4:スマートインターチェンジを活用する

ETC専用化に伴い、全国で161箇所のスマートインターチェンジが開通しています。これは、従来のインターチェンジよりも自宅や目的地に近い場所に設置されている簡易型の出入口です。

例えば、これまで隣町のインターチェンジまで20分かけて移動していた方が、地元に新設されたスマートインターチェンジを使えば5分で高速に乗れる、というケースが増えています。ETC専用だからこそ実現できた利便性です。

ステップ5:万が一の誤進入時の対応を知っておく

「もしETCレーンに間違って入ってしまったら?」という不安も理解できます。

現在、多くのETC専用料金所では「サポートレーン」を併設しています。これは、車載器未搭載車や、カードの入れ忘れなどで通過できなかった車両のための対応レーンです。係員が常駐しており、ナンバープレートを確認して後日請求する仕組みになっています。

誤進入時の正しい対応

  1. 絶対にバックしない(大変危険です)
  2. 車内で待機する
  3. 係員の指示に従う
  4. ナンバープレートと免許証を提示
  5. 後日、指定された方法で料金を支払う

地域によって進み方が違う理由

都市部と地方部で導入時期に差がある理由は、単なる段階的導入だけではありません。実は、地域ごとの実情に配慮した計画になっているのです。

都市部の事情(目標:おおむね5年以内)

首都高速や阪神高速などの都市高速では、すでにETC利用率が95%を超えています。利用者の大多数がETCを使っているため、早期の完全移行が可能と判断されました。また、都市部では公共交通機関も充実しているため、どうしてもETCを導入できない方には代替手段があります。

地方部での慎重な移行(目標:おおむね10年以内)

一方、地方部では高齢者の割合が高く、車が生活の必需品です。農作業の合間に軽トラックで高速道路を利用する方、年に数回だけ使う方など、利用形態も多様です。こうした実情を踏まえ、10年という比較的長い移行期間が設定されています。

2025年10月現在:富山県と福井県で起きていること

富山県では滑川インターと福光インターが、福井県では武生インターなど6箇所がETC専用化されました。これらの地域では、移行前に住民説明会が開かれ、車載器購入の相談窓口も設置されています。地域の実情に配慮した丁寧な移行プロセスが実施されている事例です。

「損をしない」ための計算:年間でいくらお得になる?

ETC導入には初期費用がかかりますが、長期的には確実にお得になります。具体的にシミュレーションしてみましょう。

ケース1:月2回、片道50kmの高速を利用する場合

現金払いの年間コスト:

  • ・通行料金:1,200円/回 × 24回 = 28,800円
  • ・ガソリン代(料金所渋滞分):約2,400円
  • ・合計:31,200円

ETC利用の年間コスト:

  • ・通行料金(平日朝夕割引適用):1,000円/回 × 24回 = 24,000円
  • ・車載器代(初年度のみ):10,000円
  • ・初年度合計:34,000円
  • ・2年目以降:24,000円

結論:1年4ヶ月で元が取れ、その後は年間7,200円の節約になります。

ケース2:年4回、帰省で200km利用する場合

低頻度ユーザーでも、深夜割引や休日割引を活用すれば十分にメリットがあります。往復400kmの通行料金が現金なら8,000円程度ですが、ETCの深夜割引(30%オフ)を使えば5,600円に。年4回の利用で9,600円の差額が生まれ、約2年で車載器代が回収できる計算です。

「それでもETCを導入しない」選択をした場合

現実的な問題として、どうしてもETCを導入できない、あるいは導入したくない方もいるでしょう。その場合の選択肢も知っておく必要があります。

一般道を利用する

もちろん、高速道路を使わないという選択も可能です。ただし、移動時間が大幅に増えること、ガソリン代が余計にかかることを考慮する必要があります。100kmの移動で高速なら1時間、一般道なら3時間というケースもあります。

公共交通機関への切り替え

都市部であれば、鉄道やバスなどの選択肢があります。高齢になると運転自体のリスクも高まるため、この機会に移動手段を見直すのも一つの方法です。

誤解を解いておきたいこと

誤解1:「すぐに全国で現金が使えなくなる」→ 段階的な移行で、地方部は2030年頃まで約10年かけて対応

誤解2:「高齢者は置き去りにされる」→ 助成制度や相談窓口が充実、サポートレーンも設置

誤解3:「ETCカードはクレジットカード必須」→ ETCパーソナルカード(デポジット制)など、クレジット不要の選択肢もある

今すぐ始められる3つのアクション

この記事を読んで「やはり対応しなければ」と思った方へ、明日からできる具体的なアクションをお伝えします。

アクション1:情報収集(今日中)

  1. 最寄りのカー用品店に電話して、車載器の在庫と価格を確認
  2. よく利用する高速道路会社のウェブサイト(上記リンク集参照)でETC専用化の予定を確認
  3. 家族に相談して、導入の必要性を共有

アクション2:現地確認(今週末)

  1. カー用品店を訪問し、実物を見ながら説明を受ける
  2. 取り付け工賃や所要時間を確認(通常1時間程度)
  3. お住まいの自治体の助成金制度について窓口に問い合わせ

アクション3:実行(今月中)

  1. 車載器を購入・取り付け(助成金申請も忘れずに)
  2. ETCカード(またはETCパーソナルカード)を申し込み
  3. カードが届いたら、まずは近場で試験走行して使い方に慣れる

よくある質問:読者の不安を解消

Q1. 車載器を取り付けたら、すぐにETCカードが使えますか?

車載器の取り付けには「セットアップ」という作業が必要です。カー用品店やディーラーで購入すれば、その場でセットアップまで完了してくれます。ETCカードは別途申し込みが必要で、到着まで1〜2週間かかります。

Q2. 古い車にも取り付けられますか?

はい、ほぼすべての車種に対応しています。ただし、古い車種の場合は取り付け位置や配線方法が特殊になることがあるため、事前に店舗で相談することをお勧めします。

Q3. ETCパーソナルカードのデポジットは、実際にどれくらい必要ですか?

ETCパーソナルカードは、平均利用月額の4倍がデポジット額の目安です(最低2万円から)。例えば、月5,000円程度利用する場合は2万円のデポジットで対応できます。デポジットは退会時に全額返金されます。また、一部のカード会社では、より負担の少ない新しいサービスも提供されていますので、窓口で相談してみましょう。

Q4. 2030年以降、本当に現金では一切高速に乗れなくなるのですか?

原則としてETC専用化が完了しますが、緊急時や特殊な事情への対応として、サポート体制は継続される見込みです。ただし、スムーズな利用のためには、ETC導入が強く推奨されます。

Q5. レンタカーやカーシェアはどうなりますか?

レンタカー会社やカーシェアサービスの車両には、すでにETC車載器が標準装備されています。利用者は自分のETCカードを持参するか、レンタカー会社が提供するETCカードを借りる形になります。

2025年から2030年:これからのスケジュール予測

2025年後半〜2026年
首都圏・京阪神エリアの主要インターで順次ETC専用化が加速。利用者への広報活動が強化される時期
2027年〜2028年
地方の中核都市周辺のインターでETC専用化が本格化。助成金制度の拡充が期待される時期
2029年〜2030年
地方部の小規模インターを含め、全国的にETC専用化が完了へ。最終的な移行支援策が実施される時期

専門家が語る「今が準備の好機」である理由

交通インフラの専門家は、「2025年の今こそ、慌てずに準備できる最適なタイミング」と指摘しています。その理由は3つあります。

第一に、まだ現金レーンが多く残っているため、ETC導入後も「慣れる期間」があること。急に全てが変わるわけではないので、焦らず移行できます。

第二に、助成金制度が最も充実している時期であること。国や自治体、高速道路会社が移行を促進するため、さまざまな支援策を用意しています。この支援は移行が進むにつれて縮小される可能性があります。

第三に、カー用品店やディーラーのサポート体制が整っていること。ETC導入の相談件数が増えているため、スタッフの知識や経験も豊富です。丁寧な説明を受けられる環境が整っています。

まとめ:変化を「負担」ではなく「機会」に

高速道路のETC専用化は、確かに大きな変化です。特に長年現金払いに慣れてきた方にとっては、戸惑いもあるでしょう。

しかし、この変化は「利便性の向上」「コスト削減」「時間節約」という明確なメリットをもたらします。都市部で5年、地方部で10年、2030年頃までの完了という明確なスケジュールがあり、時間的余裕も十分にあります。

大切なのは、「いつか対応しなければ」と先延ばしにせず、今から少しずつ準備を始めることです。

車載器の取り付けは1時間、カードの申し込みは10分で完了します。一度設定してしまえば、その後は何も考えずに料金所をスムーズに通過できる快適さを、生涯にわたって享受できるのです。

あなたの次の一歩:まずは、今週末にカー用品店を訪れてみませんか? 実物を見て、スタッフの説明を聞くだけでも、不安は大きく解消されるはずです。上記のリンク集も活用して、あなたの地域の最新情報をチェックしましょう。

記事作成日:2025年10月18日
※情報は作成時点のものです。最新の情報は各高速道路会社の公式サイトでご確認ください。

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