第114回看護師国家試験が迫ってきました!看護師になるための最大で最後の関門ですよね。
この時期になると焦り、今は何を勉強すればよいのか分からないという受験生も多いと思います。
実際僕がそうでしたから。
そこで、絶対に落とせないのが「必修問題」。ここで足踏みしてしまうと、せっかく積み重ねてきた努力が水の泡…なんてことにもなりかねません。
「基礎的なことが問われるから簡単!」と思っていませんか?実は、ちょっと落とし穴もあるんです。
「何から手を付ければ…」と不安を感じているあなたに、この記事が少しでも役に立てればと思います。
必修問題って、そんなに 大切なの?
そうなんです、とっても大切!
必修問題は、看護師として働く上で絶対に知っておくべき基本的な知識が問われるもの。ここで一定の基準点を超えられないと、他の問題でどんなに 良い点数を取っても、残念ながら不合格 になります。
つまり、「ここだけは絶対に落とせない!」 それが必修問題なんです。
でも、怖がる必要はありません。 きちんと対策すれば、必ず突破できますから!
第113回を振り返る!そこから見えてくる 傾向
まずは、 前回の第113回看護師国家試験の必修問題を振り返ってみましょう。
「難しかった」と感じた人も多かったみたいですね。 過去問にはなかったような、ちょっと 実践的な問題が増えたのが、その理由の一つかもしれません。
例えば、 具体的な例として、トリアージに関する問題。 今までは「災害時にはトリアージを行う」といった基本的な知識を問うものが多かったのですが、 前回の試験では、トリアージタッグの区分について問われるなど、より具体的な内容が出題されました。
資料にも、「トリアージタッグが示す区分に関する問いであり、より実践方法を問う内容に変わっていたのが印象的でした」とありますね。
他にも、坐薬の挿入方法や、AED使用時の胸骨圧迫の中断タイミングなど、「教科書で読んだ知識を、実際の場面でどう活かすか?」を問うような問題が目立った印象です。 これって、まさに「知識は知っているだけじゃダメ。使えるようにしなくちゃ!」っていうメッセージですよね。
第113回で不適切問題になったものの中にも、問題の内容は適切だったものの、必修問題としては妥当ではなかったというケースが多かったとのこと。これは、難易度が高すぎたり、表現が紛らわしかったりする問題に多かったようです。
ただ、簡単な問題を たくさん間違えてしまうと、不適切問題で得点率が調整されても、合格は難しくなります。
過去問を中心に学習するのはもちろん大切ですが、周辺分野の学習も取り入れて、確かな知識を身につけることが重要になります。先輩のお古の予想問題集だけでは 十分ではないということです。
第114回はどうなる?予想される問題と対策
前置きとして、看護roo!やクエスチョン・バンクなどの過去問アプリありますよね?
必修問題の過去問は、間違いなく全て答えられるようにはしておきましょう。いくら傾向が変わってきているとはいってもこれは絶対に必要な知識です。
前回の試験傾向を踏まえると、第114回でも、「持っている知識を現場でどう活かすか」を問う問題は増えるんじゃないかなって思います。
教科書に書いてあることだけを丸暗記するのではなく、「これって、あの患者さんのケアにどう繋がるんだろう?」って考えながら勉強することが大切になりますね。
ここが出るかも!? トップ3 (重要なポイント)
じゃあ、具体的にどんなことを勉強すればいいの?って話ですよね。 特に押さえておいてほしい トップ3 (重要なポイント)を考えたいと思います!
- 救命救急処置は 絶対!: 資料にもあったように、AEDの使い方とか、心肺蘇生の方法とか、 緊急時の対応は絶対に押さえておきましょう。 日本では心臓突然死が増加傾向にあり、一般市民による応急手当の実施率も上がっています。医療従事者としては、一次救命処置やAEDの使用方法に関する知識と実践力は 必須の知識と言えるでしょう。講習会に参加して、実際に体を動かして覚えるのがおすすめです。
- 法規改正は マストチェック!: 看護に関する法律って、ちょこちょこ変わるんです。 資料にもあった労働安全衛生法の改正のように、新しい情報にはアンテナを張っておきましょう。 厚生労働省のホームページとか、看護協会の 出版物とかをチェックするのがおすすめです。第113回では労働安全衛生法に関する問題が出題されましたが、これは第108回にも出題されている問題なんです。法改正や社会情勢を反映した問題は 再度出題される可能性があるので、時事問題にも関心を持って学習しましょう。
- 倫理問題も深く理解!: 患者さんの意思を尊重することの大切さとか、個人情報の保護とか、看護師としての基本的な考え方を問う問題も重要になってきます。 倫理綱領を読み込んだり、事例問題を解いてみたりするのもいい トレーニングになりますよ。第113回で不適切問題となりましたが、臨床研究に関する問題も倫理に関連する内容です。2021年に改訂された「看護職の倫理綱領」の内容を理解しておくことは、今後も重要になるでしょう。ヘルシンキ宣言についても、インフォームド・コンセントの重要性を理解しておく必要があります。
勉強になかなか集中できない人にもおすすめ! 効果的な勉強法
もう時間がない!「覚えること多すぎて、どこから手を付けていいか分からない…」ってあなたは思っていませんか?
焦るのは分かりますが、いつも通りのペースで勉強しましょう。焦ると良くないことだらけです。いくら長時間勉強しても集中もできておらず頭に入っていません。
大丈夫! 私も注意散漫なところがあるので、気持ちはすっごく良く分かります!(笑) だからこそ、取り組みやすい、 効果的な勉強法を伝授しますね!
- 小さなステップ作戦!: いきなり全部やろうとすると、パンクしちゃいますよね。 だから、 小さなステップで、今日はこのページだけ、明日はこの 過去問だけ、みたいに、 小さなステップ目標を立てて、一つずつクリアしていくのがおすすめです。
- 視覚情報を活用!: 文字ばかり見ていると飽きちゃうので、図とかイラストとか、視覚情報をたくさん活用しましょう。 参考書に書き込んだり、自分で図を描いてみたりするのもいいですね。 動画を見るのもおすすめです!教科書や参考書に付いているQRコードを活用するのもいいでしょう。
- タイマーを厳守!: 集中力が続かない…って時は、 タイマーを使ってみましょう。 「25分勉強したら5分休憩」みたいに決めておくと、集中力が持続しやすいです。 ポモドーロテクニックってやつですね!
- 過去問を制覇!: 資料にもあったように、看護師国家試験は 過去に出た問題と似たような問題が出やすいんです。 だから、 過去問を解くのは、とっても効果的な対策になります。 最低でも過去5年分は解いておきたいですね。過去問は、みんなができる問題を確実に解けるようにするため、そして自分の実力を確認するために とても重要です。
- 予想問題は 最後に!: 予想問題は、 過去問で基礎を固めた後に、力試しとして活用しましょう。 過去問では 見られないテーマをカバーするのにも役立ちます。
何を勉強すればいいの? 重点的に取り組む科目別アドバイス!
必修問題は、広い範囲から出題されるけど、特に重点的に勉強しておきたい科目があります。
- 基礎看護学: これはもう、超重要科目! 体の仕組みとか、基本的なケアとか、看護の土台となる知識が問われます。 ここをしっかり固めておくと、他の科目の理解も深まりますよ。
- 解剖生理学: 体の構造と機能 について理解していないと、病気のことも理解できません。 図やイラストをたくさん活用して、 視覚的に覚えるのがおすすめです。
- 感染管理: 医療現場で感染を広げないために、 とても重要な知識です。 手洗いの方法とか、消毒の方法とか、基本的なことを確実に押さえておきましょう。
もちろん、他の科目も大切ですが、まずこの3科目に重点的に取り組むのがおすすめです。
資料にも、大項目16「診療に伴う看護技術」のうち、救命救急処置に関する問題は第112回より繰り返し出題されているとあります。
緊急時の対応は 必須の知識といえるでしょう。
また、資料には死亡場所を問う問題も出題されたことに触れられており、高齢化が進む現代において、終末期の看護も重要なテーマとなっています。
看護師国試の受験生必見!
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前回の第113回では、この冊子から実に36問も出題された重要な資料。でも、分厚くて何から手をつければいいか悩みますよね…
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第114回看護師国家試験の概要
最後に、試験の日程や内容についても確認しておきましょう。
試験日と試験地
- 試験日: 2025年(令和7年)2月16日(日)
- 試験地: 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
試験内容
- 出題範囲: 人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、地域・在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、看護の統合と実践
- 出題数と配点:
- 必修問題:50問(50点満点)
- 一般問題:130問(130点満点)
- 状況設定問題:60問(120点満点)
- 合格基準: 必修問題は正答率80%以上(40点以上)。一般問題と状況設定問題は 毎年変動。
試験時間
- 午前の部:9時50分~12時30分
- 午後の部:14時20分~17時00分
受験手続き
- 受験願書配布期間: 2024年10月中旬以降
- 受験申込期間: 2024年11月8日(金)〜11月29日(金)
- 受験手数料: 5,400円
- 合格発表: 2025年(令和7年)3月24日(月)午後2時
過去5年間の合格率は90%前後で推移していますが、既卒者の合格率は新卒者に比べて 低い傾向にあります。 国家試験対策は万全に行いましょう。
まとめ
さあ、第114回看護師国家試験の必修問題対策、 いかがでしたでしょうか? 前回の試験 傾向を踏まえ、 しっかり対策すれば、必ず良い評価を得ることができます。
一番大切なのは、基礎をしっかり固めること、そして知識を 臨床場面でどう活かすかを意識することです。 過去問を繰り返し解き、自分の 苦手な部分を見つけて、そこを重点的に 強化していきましょう。
不安なこともあるかもしれませんが、 一つずつできることを増やしていけば大丈夫!
この記事が、あなたの合格への 道を示す 光になれば嬉しいです。 応援しています!頑張りましょうね!