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はっさー
こんにちは、はっさーです
社会人から看護師になり今に至ります。楽しみながらブログ奮闘中です!

看護師国家試験まで残り250日ロードマップ──今日から始める”逆算学習術”

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「気がついたら国試まで8ヶ月しかない…どうしよう」

もしかして、あなたは今、カレンダーを見ながらそんな焦りを感じていませんか?

実習と課題に追われる毎日の中で、国家試験の勉強が思うように進まない。周りの同級生は既に過去問を解き始めているのに、自分はまだ基礎すら曖昧。そんな不安を抱えている看護学生さんは実は少なくありません。

でも安心してください。250日あれば、確実に合格ラインに到達できます。

僕自身、看護学生時代に同じような焦りを経験し、最終的に国家試験を一発合格した経験があります。その時に編み出したのが「逆算学習術」です。この方法で多くの後輩たちも合格を勝ち取っています。

今日は、その具体的なロードマップを余すことなくお伝えします。

目次

なぜ多くの看護学生が国試勉強で挫折するのか?

まず、失敗パターンを知ることから始めましょう。多くの看護学生が陥りがちな罠、それは完璧主義の勉強法です。

「基礎から順番に完璧に理解してから次に進もう」 「全ての範囲を網羅してから過去問に取り組もう」

この考え方、一見正しそうに見えますが、実は大きな落とし穴があります。看護師国家試験の出題範囲は膨大で、すべてを完璧に理解するには何年もかかってしまうのです。

実際に、直近の国家試験データを見ると、合格率は90%前後と高い水準を保っています(2025年は90.1%)。しかし、この数字に惑わされてはいけません。10人に1人は不合格になっているという現実があります。合格者の多くは「完璧を目指さず、戦略的に学習した人たち」なのです。

「逆算学習術」とは何か?

逆算学習術とは、ゴール(合格)から逆算して、今やるべきことを明確にする勉強法です。この方法の核心は80点を確実に取ることにあります。

看護師国家試験の合格ラインは例年65%前後。つまり、100点を目指す必要はありません。80点を安定して取れれば、十分に合格圏内なのです。

この80点を取るために必要な要素を分析すると

  • 必修問題で確実に8点(正答率80%
  • 一般・状況設定問題で合わせて120点程度(正答率約65%)

これを達成するための戦略が、次にお話しする250日ロードマップです。

【第1段階】残り250日〜180日:基盤構築期

この時期の目標は「国試の全体像を把握し、基礎力を固める」ことです。

やるべきこと

まずは過去問3年分を「解く」のではなく「眺める」ことから始めます。正解不正解は気にせず、「どんな問題が出るのか」「どの分野からよく出題されるのか」を肌で感じてください。

ただし、眺めるだけで終わらせてはいけません。全体像を把握した後は、分からなかった問題を中心に解説を丁寧に読み込み、関連する基礎知識を教科書(参考書)で確認する習慣をつけましょう。

この問題→解説→教科書(参考書)→再挑戦のサイクルが、確実な知識定着につながります。

この段階で重要なのは、解剖生理学の復習です。解剖生理学は看護師国家試験の基盤となる分野で、必修問題をはじめ多くの問題で基礎知識として求められます。解剖がわかってないと、その先に進めないと言われるほど重要な分野です。特に循環器、呼吸器、腎・泌尿器の3分野は最優先で復習しましょう。

僕が実際に使った方法は「1日1システム復習法」です。月曜日は循環器、火曜日は呼吸器といった具合に、曜日ごとに復習する分野を決めます。毎日少しずつでも継続することで、確実に基礎力が積み上がります。

注意点

この時期によくある失敗は「完璧を求めすぎる」ことです。解剖生理で分からない部分があっても、立ち止まりすぎないでください。「80%理解できていればOK」という気持ちで進むことが重要です。

【第2段階】残り180日〜120日:実力養成期

基盤が固まったこの時期は、「実際に問題を解く力」を身につけます。

過去問演習の戦略的アプローチ

ここからは本格的な過去問演習に入ります。ただし、ランダムに解くのではなく、分野別に取り組むのがポイントです。

おすすめの順番は以下の通りです

  1. 必修問題(基礎・基本が中心で取り組みやすい)
  2. 在宅看護・老年看護(比較的得点しやすい)
  3. 成人看護・小児看護(出題数が多い)
  4. 母性看護・精神看護(専門性が高いが差がつきやすい)
  5. 公衆衛生・社会保障(暗記中心で直前でも伸ばせる)

各分野で過去5年分の問題を解き、正答率70%を目指します。この段階では間違えた問題の復習に時間をかけすぎず、「なぜこの答えになるのか」の理由を簡潔に理解することに重点を置きます。

実力チェックの方法

月に1回は模擬試験形式で全範囲の問題を解いてみましょう。時間を測って本番と同じ条件で取り組むことで、自分の実力と弱点が明確になります。

【第3段階】残り120日〜60日:応用・発展期

この時期は「応用力」と「速度」を重視します。

状況設定問題への対策

看護師国家試験で最も差がつくのが状況設定問題です。この問題は単純な知識だけでなく、看護過程の思考力が問われます。

効果的な解法パターンを身につけましょう

  1. 患者の基本情報を整理(年齢、性別、既往歴、現在の状態)
  2. 問題文から「今何が起きているか」を把握
  3. 「看護師として何を優先すべきか」を考える
  4. 選択肢を消去法で絞り込む

この解法パターンを過去問で繰り返し練習することで、状況設定問題での得点率が大幅に向上します。

弱点分野の集中攻略

模擬試験の結果から、自分の弱点分野を特定します。この時期は得意分野を伸ばすよりも、弱点分野を平均レベルまで引き上げることに注力しましょう。

弱点分野の攻略法は問題→解説→教科書(参考書)→問題のサイクルです。問題を解いて間違えたら、解説を読み、さらに教科書で該当箇所を確認してから、再度類似問題に挑戦します。

【第4段階】残り60日〜試験当日:完成期

最終段階では「確実性」を最重視します。

必修問題の完璧化と計算・暗記対策

はっさー

必修問題は絶対に落とせません。
8割の正答率が求められるため、ここでの失点は致命的です。

必修問題の過去10年分を最低3周は解き、すべての問題で根拠を持って答えられるようにしましょう。スキマ時間にスマホでのアプリ活用をおすすめします。

この時期は、計算問題と暗記事項の総仕上げも欠かせません。輸液の滴下数計算、薬物血中濃度の計算、BMI計算などは、公式を確実に覚えて瞬時に解けるよう練習しましょう。また、感染症の潜伏期間、薬剤の副作用、法律の条文などの暗記事項は、語呂合わせや図表を活用して記憶に定着させます。

直前期の心構え

試験1週間前からは新しい知識を詰め込むより、これまで学習した内容の確認に専念します。自分が作成したまとめノートや間違えた問題の復習に時間を使いましょう。特に、計算問題の公式確認と暗記事項の最終チェックは毎日行い、本番で確実に得点できる状態を維持します。

成功者が実践している「習慣化のコツ」

逆算学習術を成功させるためには、継続が何より重要です。多くの合格者が実践している習慣化のコツをご紹介します。

「15分ルール」の活用

忙しい日でも最低15分は国試の勉強するというルールを設けます。15分なら実習後の疲れた日でも続けられますし、実際にやってみると15分では物足りなくなり、自然と勉強時間が伸びていきます。

「見える化」で自信をつける

学習記録をつけて、自分の成長を見える化しましょう。具体的には以下の方法がおすすめです。

過去問正答率の記録:分野別に正答率をエクセルやアプリでグラフ化し、週単位で更新します。60%→70%→80%と 上昇していく様子が目に見えて分かり、モチベーション維持につながります。

学習時間の可視化:カレンダーに毎日の勉強時間を色分けして記録します(1時間未満:薄い青、1-3時間:青、3時間以上:濃い青など)。色が濃い日が増えていく達成感が得られます。

間違いノートの薄型化:最初は厚かった間違いノートが、復習を重ねるうちに薄くなっていく過程を実感できます。ページ数の変化を月末に記録しておくと成長が一目瞭然です。

これらの方法で、着実に実力がついていることを実感できます。

実習と国試勉強の両立術

看護学生さんの最大の悩みは「実習と国試勉強の両立」でしょう。ここでは効率的な両立方法をお伝えします。

実習期間中は、実習で学んだ内容に関連する国試問題を解くことをおすすめします。
例えば、循環器病棟での実習中は心疾患に関する過去問を重点的に解きます。この方法なら実習の理解も深まり、一石二鳥です。

また、実習記録を書きながら「この症状の機序は?」「この薬剤の作用機序は?」と自問自答する習慣をつけると、国試で頻出の病態生理の理解が深まります。

まとめ:今日から始める第一歩

250日で看護師国家試験に合格する逆算学習術、いかがでしたか?

重要なのは完璧を目指さず、戦略的に学習することです。80点を確実に取れる力を身につければ、必ず合格できます。

今日からできる第一歩は、過去問3年分を手に入れて「眺める」ことです。そして、自分の現在地を把握し、250日後のゴールまでの道筋を描いてみてください。

あなたの看護師としての第一歩が、素晴らしいスタートとなることを心から応援しています。

頑張ってください!!

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