【2026年開始】介護福祉士試験パート合格制度で働きながら資格取得が現実的に!
現場で働く8割の受験者に朗報!段階的合格で夢の資格取得へ
「今年こそ介護福祉士の資格を取りたい」—そう思いながらも、仕事と勉強の両立で挫折した経験はありませんか?
2026年1月から、介護福祉士試験に画期的な「パート合格」制度が導入されます。この制度により、働きながら資格取得を目指す方にとって、これまでよりもずっと挑戦しやすい環境が整います。
なぜ今、パート合格が必要なのか?
深刻化する人材不足の現実
厚生労働省の発表によると、2040年度末までに新たに約57万人の介護人材が必要とされています。しかし現実は厳しく、介護福祉士の受験者数は2018年の94,610人をピークに減少し続け、2025年には75,387人まで落ち込んでいます。
重要な事実:受験者の8割が働きながら学習しているという現実があります。現場での激務をこなしながら、13科目すべてを一度に学習することの困難さが、多くの人を挫折に追い込んでいるのです。
パート合格制度の仕組み
13科目を3つのパートに分割
これまで一気に13科目すべてに合格する必要があった試験が、3つのパートに分けられます:
Aパート:介護の基盤知識
- 人間の尊厳と自立
- 介護の基本
- 社会の理解
- 人間関係とコミュニケーション
- コミュニケーション技術
- 生活支援技術
出題数:60問
Bパート:身体・医学的知識
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- こころとからだのしくみ
- 医療的ケア
出題数:40問
Cパート:実践・応用
- 総合問題
出題数:25問(事例問題中心)
合格パートは翌々年まで有効
例えば、2026年の試験でAパートとBパートに合格した場合、2027年の試験ではCパートのみを受験すればよく、2028年まで有効です。つまり、最大3年間かけて段階的に資格取得を目指せるのです。
働く人にとっての具体的なメリット
1. 学習負担の軽減
「今年は人間と社会領域に集中しよう」「来年は介護の実践部分を重点的に」といったように、学習範囲を絞ることで、仕事との両立がしやすくなります。
2. 心理的プレッシャーの軽減
「一発合格しなければ」というプレッシャーから解放され、段階的な成長を実感しながら資格取得を目指せます。
3. 経済的負担の分散
受験料(18,380円)は毎回必要ですが、不合格パートのみの受験で済むため、結果的に効率的な投資となります。
4. 外国人職員への配慮
日本語が苦手な分野から段階的に克服できるため、EPA候補者の合格率向上が期待されます。
実際の活用戦略
受験戦略例
初年度(2026年)の戦略
新人・中堅職員の場合:Aパート(介護の基盤知識)から始めることをおすすめします。介護の基本的な考え方や社会制度の理解は、現場での実践にも直結するからです。
ベテラン職員の場合:豊富な実務経験を活かして、Bパート(身体・医学的知識)から挑戦するのも効果的です。
外国人介護職員への影響
2025年の試験でEPA候補者の合格率がベトナム84.3%、インドネシア36.5%、フィリピン22.8%と大きく差が出ました。パート合格制度により、日本語が苦手な分野から段階的に克服できるため、全体的な合格率向上が期待されます。
注意すべきポイント
合格基準は据え置き
パート合格といっても、各パートで総得点の6割程度の得点が必要で、全科目で得点することという条件は変わりません。決して「易しくなる」わけではないことを理解しておきましょう。
経過措置の議論
2026年度で養成施設卒業生の国家試験義務化の経過措置が終了予定です。この動向によって、資格取得の競争が激化する可能性もあります。
今からできる準備
1. 自分の強み・弱みを把握
過去問題集を活用して、どのパートが得意で、どこに時間をかけるべきかを見極めましょう。
2. 学習計画の見直し
2026年1月までに、まずは1つのパートに集中した学習計画を立てることをおすすめします。
3. 職場環境の整備
上司や同僚に資格取得の意思を伝え、学習時間確保のための理解を求めることも大切です。
4. 情報収集の継続
制度の詳細は今後も更新される可能性があります。厚生労働省や試験センターの最新情報をチェックしましょう。
まとめ:新しい制度を味方に
パート合格制度の導入は、働きながら資格取得を目指す多くの介護職員にとって朗報です。「今度こそ」という気持ちで挑戦する絶好の機会が訪れています。
大切なのは、完璧を目指さず、着実に一歩ずつ進むこと。この制度を上手に活用して、あなたの介護キャリアをさらに充実させてください。
2026年1月25日の試験申込みは8月6日から開始されます。新しい制度のスタートとともに、あなたの新たな挑戦も始めませんか?
受験に関する詳細は、社会福祉振興・試験センター(03-3486-7521)までお問い合わせください。
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