最近、電気自動車(EV)が注目を集めていますが、その中でも軽自動車の電気自動車、日産サクラが話題です。
「ガソリン車と比べてどう違うの?」「コストや燃費はどうなの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、日産サクラの特徴やメリット・デメリット、コスト面などについて、初心者にもわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
日産サクラ(EV:電気自動車)の基本スペックとコスト
日産サクラは、軽自動車の電気自動車という新しいカテゴリーに属しています。
最大の特徴は、「ガソリンを使わずに走れる」という点です。ガソリン車と比べるとCO₂排出量がゼロで、環境にやさしいことが魅力です。
それでは、サクラの基本スペックとコスト面について見ていきましょう。
走行距離と燃費
日産サクラの一充電走行距離は180km(カタログ値)です。
これがどれくらいの距離かというと、都市部での通勤や買い物などの日常的な利用には十分です。
ただし、長距離のドライブや遠出を頻繁にする方には、少し物足りないかもしれません。充電の手間も考えると、旅行などでは計画的に充電場所を探す必要があるでしょう。
燃費に関しては、電気自動車ならではの「電力消費量」で評価されます。
日産サクラの場合、124Wh/kmという数値で、これは1キロメートル走行するために必要な電力量を表しています。ガソリン車に慣れていると「Wh?」と不思議に感じるかもしれませんが、簡単に言えば「電気代がどれくらいかかるか」を表していると考えてください。
例えば、電気代が安い夜間に充電する場合、ガソリン車よりも圧倒的にコストが抑えられる可能性があります。
車両価格と充電コスト
次に車両価格です。日産サクラの価格は2,599,300円からスタートします。最上級グレードの「G」では3,082,200円と、少し高めですが、これにはさまざまな装備がついています。
例えば、プロパイロットという自動運転支援機能もあり、快適なドライブが期待できます。
また、充電にかかるコストについてですが、サクラは急速充電と普通充電が可能です。
急速充電器を使用した場合、約40分で80%まで充電が完了します。
充電インフラも全国に広がりつつあり、急速充電器は約10,000口、普通充電器は約22,000口が設置されています。これにより、長距離ドライブの際にも安心して充電スポットを見つけられます。
ここで気になるのが、充電コストです。ガソリン車と比較すると、電気代の方がはるかに安い場合が多いです。
例えば、ガソリン1リットルあたりの価格が150円と仮定した場合、100kmあたりの燃料費は約1,500円程度です。しかし、サクラの充電費用は同じ距離で約200円~300円程度。かなりお得に感じませんか?
日産サクラのメリットとデメリット
電気自動車の普及が進む中、日産サクラにもさまざまなメリットとデメリットがあります。ここでは、実際に使用する際に感じるポイントを、わかりやすくお伝えします。
EVのメリット
1. 環境にやさしい
日産サクラは走行中にCO₂を一切排出しません。
つまり、ガソリン車のように排気ガスが出ないため、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを削減する効果が期待できます。環境問題に関心がある方にとって、これは大きなメリットですよね。最近では、都市部でも電気自動車が注目されており、未来のためによりクリーンな選択をすることができるのは心強いです。
2. 充電コストが安い
先ほども述べましたが、電気代はガソリン代よりも格段に安いです。
特に、夜間の安い時間帯に充電を行えば、月々のランニングコストをかなり抑えることができるでしょう。例えば、毎日通勤で20km走行すると仮定すると、1ヶ月あたり約600円~1,000円程度の充電費用です。これなら家計にも優しいですね。
3. 静かな運転
電気自動車の大きな特徴として「静粛性」が挙げられます。ガソリン車はエンジン音が気になることがありますが、サクラはモーターで駆動するため、発進時からとても静かです。長時間運転しても、音によるストレスが少ないのは大きな利点だと思います。
4. 運転サポート機能が豊富
日産サクラには、プロパイロットやプロパイロット パーキングなど、自動運転をサポートする機能が多く搭載されています。高速道路での長時間運転や渋滞時に、アクセルやブレーキ、ステアリング操作を車が自動で行ってくれるため、ドライバーの負担を軽減できます。
また、駐車が苦手な人でも、簡単にスムーズな駐車が可能です。こういった最新技術により、運転がより楽しく、安心できるものになるでしょう。
EVのデメリット
1. 走行距離が短い
日産サクラの一充電あたりの走行距離は180kmです。日常の通勤や買い物には十分な距離ですが、遠距離旅行や長時間ドライブを楽しみたい場合には、やや不便さを感じることがあるかもしれません。
この180kmもあくまでカタログ値なので実際はもっと少ない走行距離になるとは思います。運転の丁寧さやエアコンの使用頻度なども関わってきますから。
高速道路などの長距離移動時は、途中で充電スポットを探す必要が出てくるため、計画的なドライブが求められます。
2. 充電時間が必要
急速充電だと約40分で80%、普通充電の場合は約8時間でフル充電になるとのこと。ガソリン車であれば、数分で給油が完了しますが、電気自動車はそうはいきません。
この「待ち時間」がデメリットとして挙げられることが多いです。充電時間を気にしない生活スタイルが必要になるでしょう。
やはりこの充電時間は大きいデメリットの一つですよね。
すぐに移動したいのにそれが出来ない。前もって充電していれば問題ないのでしょうが・・・それでも急遽充電が必要なときはあると思います。
そんな時、この充電時間はストレス以外のなにものでもないですよね。
3. 購入価格がやや高め
サクラは先進的な技術や機能が詰まっているため、ガソリン軽自動車と比べると価格が高いです。最安モデルでも約260万円からスタートします。
もちろん、政府からの補助金が受けられることがあるため、購入時のコストを抑えられる可能性はありますが、それでも初期投資としてはやや高めに感じるでしょう。
4. 充電インフラの課題
特に地方では充電スポットが限られている場合もあり、事前にルートを確認しておかないと不便に感じることがあるかもしれません。都市部であれば問題ありませんが、旅行や出張など、地方に行く際は少し注意が必要です。
車で遠出や旅行をする方には不便に感じるところですね。
日産サクラ(EV)とガソリン軽自動車の違い
最後に、日産サクラとガソリン軽自動車との違いについて詳しく見ていきましょう。どちらを選ぶべきか迷っている方にとって、この比較は非常に重要です。それぞれの特徴を押さえて、自分のライフスタイルに合った選択ができるようにしましょう。
1. 燃料コスト
ガソリン軽自動車は、もちろんガソリンを使用します。ガソリン価格は日々変動するため、燃費が良い車を選んでも、燃料費が思ったよりも高くついてしまうことがあります。
近年は特にガソリン価格が高騰していますしね。
それに比べて、日産サクラは電気で走るため、燃料費という概念はありません。電気代はガソリンと比べて安定しており、特に深夜の電気料金を活用すると、さらにコストを抑えられるのが魅力です。
ガソリン車だと100km走るのに1,500円ほどかかるところ、サクラなら200〜300円程度で済みます。
2. メンテナンスコスト
ガソリン車には、オイル交換やエンジン周りの整備が必要です。エンジンは複雑で、故障した場合の修理費も高くつくことがあります。
それに対して、日産サクラのような電気自動車には、オイルやエンジンがそもそもありません。
エンジンではないのでオイル交換しなくてよいのは当然なのですが、ガソリン車しか乗ってこなかった僕にはとても不思議な感じです。
そのため、定期的なメンテナンスのコストや手間が大幅に軽減されます。電気自動車のメンテナンスはバッテリーやタイヤ、ブレーキなど、シンプルなものがほとんどなので、長い目で見ても維持費はガソリン車よりも安くなる傾向にあります。
3. 走行の快適さ
走行時の感覚にも大きな違いがあります。
ガソリン車は、エンジン音や振動がどうしても気になることがありますが、日産サクラはモーターで駆動しているため、非常に静かでスムーズです。また、加速も電気自動車ならではの瞬発力があり、発進時にストレスを感じることがありません。
さらに、プロパイロットなどの運転支援機能が充実しており、特に渋滞時や高速道路でのドライブが楽に感じるでしょう。
4. 環境への影響
環境に対する影響も、両者の大きな違いの一つです。ガソリン車はどうしてもCO₂を排出し、環境負荷がかかります。それに対して、日産サクラは走行中にCO₂を一切排出しません。
これに関しては、本当に素晴らしいの一言ですよね!
また、エネルギー源も再生可能エネルギーを使用することで、さらに環境負荷を減らすことができます。地球環境に優しい選択をしたい方にとって、電気自動車は非常に魅力的なオプションと言えるでしょう。
5. 購入価格と補助金
購入時の価格に関しては、ガソリン軽自動車の方が手軽に購入できることが多いです。サクラは初期投資がやや高く、最も安いモデルでも260万円台となっています。
一方、ガソリン軽自動車は150万円~200万円ほどで購入可能です。しかし、日産サクラには、政府のEV補助金が適用されることが多く、これにより購入価格を大幅に抑えることができる場合があります。
地域によっては、さらに自治体の補助金も受けられることがあるため、総合的に見てそこまで大きな差にはならないかもしれません。
まとめ
日産サクラは、軽自動車という身近なカテゴリーでありながら、電気自動車ならではの先進的な技術や環境への配慮を実現しています。ガソリン車と比べると、静かでスムーズな走り、低いランニングコスト、そして環境に優しいというメリットが多くあります。
しかし、走行距離や充電インフラの問題など、まだまだ改善の余地もあります。ガソリン車と電気自動車、どちらがあなたのライフスタイルに合うかは、一度じっくり考えてみてください。
正直、個人的には電気自動車(EV)はまだ購入したいとは思わなかったです。やはり、走行距離の短さ(180km)と充電時間がネックになりました。
とはいえ、これからますます進化していくのは間違いないので期待せずにいられませんよね!
改善されれば間違いなく電気自動車に乗り換えると思いますので!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が皆さんの車選びの参考になれば幸いです!
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