MENU
アーカイブ
はっさー
こんにちは、はっさーです
社会人から看護師になり今に至ります。楽しみながらブログ奮闘中です!

フルミスト点鼻液とは?注射よりも効果的なインフルエンザ予防法

  • URLをコピーしました!
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

フルミスト点鼻液とは、国内初の経鼻投与型インフルエンザ予防ワクチンです。

2023年2月27日、厚生労働省の専門部会は、第一三共の経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」を承認しました。

目次

フルミスト点鼻液とは?

フルミスト点鼻液は、鼻にスプレーする噴霧型のインフルエンザ生ワクチンです。従来の不活化ワクチンの皮下注射と異なり痛みはありません。対象年齢は2歳以上19歳未満になります。

米国や欧州など30以上の国や地域で製造販売が承認されており、米国や欧州海外では早くから承認され使われている薬です。

なぜ「フルミスト点鼻液」が注目されているのか?

  1. フルミスト点鼻液は、インフルエンザの予防接種に使用される霧状のワクチンであり、注射針が不要で簡単に接種でき、痛みが少ないメリットがある。
  2. 鼻スプレーなら鼻や口などの呼吸器粘膜からの感染を予防しやすいとの専門家の指摘がある。
  3. フルミスト点鼻液は国内初の承認を受けた経鼻投与型インフルエンザ予防ワクチンである。

生ワクチンと不活化ワクチンの違い

生ワクチン

病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られます。これらの微生物は生きた状態で体内に投与され、感染症を引き起こす可能性があるものの、症状は軽いため、免疫系が病原体に対して免疫力を獲得できます。

不活化ワクチン

病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせた(不活化、殺菌)ものを原材料として作られます。熱処理や化学物質の処理などによって、微生物の病原性を低下させ無害化します。不活化ワクチンは、体内に投与されても病原性を持たないため、感染症を引き起こすリスクがほとんどありません。しかし、免疫力を獲得するためには、生ワクチンよりも複数回の接種が必要な場合があります。

フルミスト点鼻液の効果

フルミスト点鼻液は、インフルエンザウイルスに対する免疫力を高め、感染症を予防する効果があります。通常のインフルエンザワクチンとは異なり、注射不要で点鼻液として簡単に接種することができます。

フルミスト点鼻液の効果は、鼻腔内に直接スプレーされることでウイルスに対する免疫反応を促し、免疫力を高めることにあります。従来のインフルエンザワクチンは、注射により体内にウイルスの一部を導入するため一定のリスクがありました。しかし、フルミスト点鼻液は注射不要であり、鼻腔内にスプレーされるため注射のようなリスクが少なく接種が容易です。

特に子供や若年層に対して有効であることが知られています。これは、鼻腔内にスプレーすることで、ウイルスに対する免疫反応を迅速かつ効果的に起こすためです。従来のインフルエンザワクチンよりも効果的であり、免疫力を高める効果が高いとされています。

また、臨床試験では発症予防効果が約29%あったとされています

フルミスト点鼻液の持続期間は1年間とされています。今までの約倍の効果があるなんてすごいですよね。

ちなみに、従来の注射によるインフルエンザワクチンは、個人差はありますが3~6ヵ月程度だそうです。

フルミスト点鼻液の副作用

フルミスト点鼻液の副作用には、接種後3日〜7日で40%の方に鼻炎症状がでることがあります。鼻炎が40-50%、咽頭痛が5-10%、発熱が10%、頭痛3-9%などです。ごくまれにショックやギランバレー症候群の報告があるようです。

生ワクチンであるため、接種後3日~7日まで鼻炎症状が出現し、その他咽頭痛や咳など軽い感冒症状を数日認める場合があります。

フルミスト点鼻液の成分

フルミストは鼻腔噴霧型のインフルエンザ弱毒生ワクチンで、25℃の低温でよく増殖するウィルス(低温馴化cold-adapted)を含む4種類のインフルエンザウイルス(A型2種類、B型2種類)を含みます。

まとめ

注射による従来のインフルエンザワクチンと、点鼻液であるフルミスト点鼻液のどちらが良いかは、個人の状況によって異なります。以下は、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

注射によるインフルエンザワクチン

【メリット】

  • ウイルスの成分が不活化しているため、接種後にインフルエンザにかかることはありません。
  • 一度接種すると、2週間から4週間の間、免疫力が持続します。
  • 年齢や免疫力に関係なく、ほぼ全員が接種できます。

【デメリット】

  • 注射を受けることに抵抗がある人がいる。
  • 効果が出るまでに時間がかかるため、感染する前に接種する必要がある。

フルミスト点鼻液

【メリット】

  • 注射不要で接種が容易である。
  • 生きたウイルスを使用しているため、免疫反応がより迅速に起こり効果が高い。
  • 特に子供や若年層に対して注目されている。
  • 約1年間の持続効果がある。

【デメリット】

  • 一部の人には使用制限がある。
  • 効果が出るまでに時間がかかるため、感染前に接種する必要がある。
  • スプレーが鼻腔に入り込むと、鼻づまりや鼻出血などの副作用がある場合がある。

いずれにしても、インフルエンザに感染しないためには、手洗いやマスク着用などの予防措置が重要です。

メリットとしては、フルミスト点鼻液の方が多い感じがしますよね!

↓バナーを押してもらえるとブログランキングに反映されますので、よろしければ応援クリックお願いします。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアして下さい!
  • URLをコピーしました!

当サイトで使用中のWordPressテーマ

目次