最近、梅毒が流行しているとニュースが流れています。
理由として、マッチングアプリやSNSによる出会いが背景にあるとも言われていますね。
出会いの場があることは素晴らしいことですが、しっかりと感染予防と梅毒にかかった時の対処方法を知っておきましょう。
梅毒とは?
梅毒は性行為によって感染する性感染症の一種であり、トレポネーマという細菌によって引き起こされ、感染後には様々な症状が現れます。
感染後に初期症状として赤い発疹や潰瘍が生じ、進行すると重篤な合併症を引き起こすことがあります。
梅毒の感染経路

梅毒の感染経路は、主に性的接触によるものが一般的です。梅毒に感染した人と性的行為をすることで、細菌が体内に侵入して感染が広がります。
具体的には、梅毒を持つ感染者と健康な人の性器、肛門、口腔の接触によって、細菌が伝播します。
また、妊娠中の母親が梅毒に感染している場合、胎児にも感染が広がることがあります。このような場合、胎児に梅毒の合併症が生じることがあり、重篤な障害を引き起こすことがあります。
梅毒の予防策
- 安全な性行為を心がけること:コンドームの使用や、性器以外の部位を使っての性的接触、セックスパートナーの交換を避けることが重要です。
- 定期的な検査を受けること:性感染症に感染している可能性がある場合や、リスクの高いグループに属する場合は、定期的な検査を受けることが推奨されます。
- 感染した場合は早期に治療を受けること:梅毒は早期に治療を行えば完治することができます。感染した可能性がある場合は早めに医療機関を受診することが重要です。
- セックスパートナーの検査と治療:梅毒に感染している可能性があるセックスパートナーがいる場合は、そのパートナーも検査を受け、必要に応じて治療を受けることが重要です。
これらの予防策を実践することで、梅毒の感染リスクを低減することができます。
梅毒の治療薬
梅毒の治療法は、抗生物質を使用することが一般的です。

- ペニシリン:ペニシリン系抗生物質が最も効果的で、多くの場合、初期の梅毒には1回の注射で治療が完了します。
- ドキシサイクリン:ペニシリンにアレルギーがある場合は、ドキシサイクリンが使用されることがあります。
- アジスロマイシン:ペニシリンに抵抗性がある場合や、妊娠中の女性に対しては、アジスロマイシンが使用されることがあります。
治療期間は感染の重症度や進行度合いによって異なりますが、通常は2週間以上続ける必要があります。治療後、定期的な検査を受けることが推奨されます。梅毒は早期に治療を行えば完治することができますが、放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があるため、早めの治療が重要です。
梅毒検査(性病検査)はどこで受けれる?

保健所での梅毒検査は、一部の自治体を除いて基本的には無料で受けることができます。ただし、保健所によっては予約が必要な場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。
病院・クリニック(性病科、泌尿器科、婦人科など)でも梅毒検査は受けれますが、お金がかかります。
匿名で検査を受けるには
梅毒検査は、一般的に匿名で受けることができます。性感染症検査を行うクリニック(性病科、泌尿器科、婦人科など)や保健所では、匿名で検査を受けることができるため、自分の名前や個人情報を明かさずに検査を受けることができます。
※病院・クリニックでの検査では、保険診療・自由診療にしてもお金がかかりますのでそれぞれ確認されて下さい。
まとめ
梅毒は、早期に発見して適切な治療を受けることで、完治することができます。
梅毒に感染している可能性がある場合には、恥ずかしいなど思わず、早めに医療機関を受診しましょう。
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