低血糖になり動けなくなった経験がありますか?
僕はこれまで大きな病気もなく、持病もないため基本健康体です。ただ、時々低血糖になることがあるのです。出掛けている最中だったり、仕事中だったりとシチュエーションは様々で、いつやってくるか分かりません。
健康診断では、血糖に異常があるわけでもありません。しかし、血糖値が通常よりも急激に下がり、突然体がだるくなり、思考がまとまらなくなることがあります。まるでバッテリーの残量が急速に減っていくスマートフォンのように、エネルギーが不足し始めるのです。
初めて低血糖の症状が出たときは、何が起きているのか理解できず、ただただ動けなくなり、困惑してしまいました。低血糖は私たちの日常に潜むリスクですが、正しい知識と予防策を持つことで健康を守ることができます。低血糖の症状が出ても焦らず冷静に行動しましょう。
低血糖とは何ですか?

低血糖とは、体のエネルギー源である「糖分」(血液中のグルコース)が通常より少なくなってしまう状態を言います。特に脳はエネルギーの大部分をこの糖分から得ているので、糖分が足りないと頭が働きにくくなったり、体がうまく動かなかったりします。
糖尿病の方は、低血糖になりやすい傾向があります。それは、血糖値を管理するために特別な薬を使用しているためです。しかしこの薬の量や食事、運動のバランスがうまく調整されないと、血糖値が低くなりすぎてしまい、低血糖状態になる可能性があります。つまり、糖分が不足してしまうのです。
低血糖の主な症状にはどのようなものがありますか?
低血糖の主な症状は以下の通りです。
- めまいやふらつき
- 手の震えや汗の増加
- 神経質やイライラ感
- 食欲亢進や突然の空腹感
- 集中力の低下や注意力散漫
- 疲労感や倦怠感
- 頭痛やめまい
- 意識の混乱やぼんやりした感じ
- 視覚の変化やぼやけ
- 記憶力の低下や混乱感
これらの症状は、血糖値が通常よりも低下することで起こるものです。低血糖の症状が現れた場合は、適切な対処法を取ることが重要です。
僕が低血糖になった時の主な症状
- 強い脱力感、空腹感で、歩くことも話すことも辛くなる
- 手の震え
- 顔面蒼白
- ぼーっとして集中力が極端に低下
症状はいつもほぼ同じです。
低血糖を引き起こす主な要因は何ですか?
- 長時間の飢餓や食事の不足: 長い時間何も食べなかったり、食べる量が十分でなかったりすると、体に必要な血糖が足りず、低血糖が起こることがあります。
- インスリンの過剰投与: 糖尿病の人が、体に必要な以上のインスリンを投与してしまうと、血糖値が急速に下がり、低血糖が起こることがあります。
- 過度の運動: 長時間激しい運動をしたり、過度に体を動かしたりすると、体内の糖分が急速に消費され、低血糖が発生することがあります。
- 特定の病気や薬物の副作用: 特定の病気や薬の副作用によって、体内の血糖を調節する仕組みが妨げられ、低血糖が引き起こされることがあります。
これらの要因は、血糖値が通常の範囲を下回ることで起こります。低血糖は体にさまざまな影響を与える可能性がありますので、食事や運動のバランスを保ち、病気や薬物の管理に注意することが大切です。
僕の場合
僕の場合、食事は3食摂ってとり運動するわけでもなく、低血糖になることがあります。自分ではなぜ低血糖になるのか不思議ではあるのですが、低血糖になるということは、食事内容やタイミングなど、何かしらの要因があるのだろうとは思っています。
頻繁に低血糖になってはいないので、詳しく検査をしたことがないのですが。
低血糖の対応方法
低血糖を感じたらどのように対応すべきですか?
低血糖を感じたら、冷静に対応することが大切です。砂糖(お菓子)や甘いジュースを摂取し、休息をとりながら食事を摂りましょう。
低血糖時に一人の場合は、近くにいる人にお願いするなどして、糖分の入ったジュースなどを買ってきて貰うなどしてもらいましょう。
見ず知らずの方に突然お願いすることは、本当に申し訳ないと思うかもしれませんが、緊急時ですから躊躇わずに行動して下さい。

僕は自動販売機に行くことも辛かった時に、このように助けていただきました。本当に感謝です。
低血糖は重篤な状態に進展する可能性がありますので、周囲の人々に状況を理解してもらい、適切な措置を取ってもらうことは非常に重要です。自分自身で対処できない場合は、すぐに助けを求めるようにしましょう。
低血糖による状況は深刻なので、自己判断で行動せず、必ず周囲の人に助けを求めるように心掛けましょう。
低血糖の応急処置として何を摂取すべきですか?
- 砂糖やグルコースを摂取する: 低血糖の症状を感じたら、飲み物に砂糖を溶かしたり、グルコース入りの飲み物を飲んだりすると良いです。これによって血糖値が上がり、症状が改善されます。
- 医師や保護者に連絡する: 低血糖の症状が続く場合や自分で対処できない場合は、すぐに医師や保護者に連絡しましょう。彼らは適切なアドバイスやサポートをしてくれます。
- 食事を摂る: 低血糖を感じたら、速攻で何か食べることが重要です。砂糖や甘いお菓子、果物、パンなどの炭水化物を摂取すると、血糖値が上がります。
- 休息をとる: 低血糖の症状が出ている間は、安全な場所で休息をとりましょう。落ち着いて深呼吸をすることも役立ちます。
- 予防策を考える: 低血糖を予防するためには、食事を定期的に摂ることやバランスの取れた食事を心掛けることが重要です。また、適度な運動や十分な睡眠も必要です。
低血糖を感じた場合は、冷静に対応することが大切です。砂糖や食事の摂取、医師や保護者への連絡、安全な場所での休息など、これらの方法を実践することで適切な対応ができます。また、低血糖の予防にも取り組んで健康な生活を送りましょう。
低血糖の予防策はありますか?
- 規則正しい食事
- 食事を規則正しく摂ることで、血糖値の急激な上昇や下降を防ぎます。
- 小食をこまめにとる
- 3食の大きな食事ではなく、小食をこまめに摂ることで血糖値を安定させます。
- 糖質の多い食品を食べる
- 糖質を含む食品(例: 米、パン、果物)を適切に摂り、血糖値を安定させます。
- 運動の前後に食事をとる
- 運動前後に十分な炭水化物を摂ることで、運動による低血糖リスクを軽減します。
- ストレスをためない
- ストレスは低血糖のリスク因子となることがあります。適切なストレス管理を行いましょう。
- 十分な睡眠をとる
- 睡眠不足はホルモンバランスを乱し、低血糖リスクを高める可能性があります。十分な睡眠を心がけましょう。
低血糖を予防するには、食事を規則正しく摂取し、過度の運動を避けるようにしましょう。
また、インスリンや経口血糖降下薬を服用している方は、医師の指示に従って服用するようにしましょう。低血糖の症状が現れた場合は、すぐに糖分を摂取して血糖値を上げるようにしましょう。
低血糖の数値について


低血糖の正常値はどれくらいですか?
低血糖の正常値は、一般的に70 mg/dL(ミリグラム/デシリットル)以下とされています。つまり、血液中の糖分の数値が70未満の場合に低血糖となります。
低血糖の危険な数値とは?
低血糖の危険な数値は50 mg/dL以下とされています。この数値を下回ると、深刻な症状が現れる可能性があります。重症化すると意識障害やけいれん、昏睡などの症状が現れることがあります。
血糖値(mg/dL) | 症状 |
---|---|
70未満 | めまいやふらつき |
手の震えや汗の増加 | |
神経質やイライラ感 | |
食欲亢進や突然の空腹感 | |
集中力の低下や注意力散漫 | |
疲労感や倦怠感 | |
頭痛やめまい | |
意識の混乱やぼんやりした感じ | |
視覚の変化やぼやけ | |
記憶力の低下や混乱感 | |
50未満 | 意識喪失や昏睡 |
発作やけいれん | |
不可逆的な脳障害 | |
死亡リスクが高まる可能性 |
僕の体験談
僕の働いている施設では透析患者の方も居られ、低血糖となり救急搬送されることがありました。血糖値は29mg/dLで重度の低血糖でした。
身体は完全に脱力し意識も朦朧としており、こちらの声掛けには反応出来たり出来なかったりで、目でうなずくのがやっとの状態です。飲み込みも困難で糖分を摂取させることもできないため、救急搬送となりました。
低血糖が重症化すると、脳や神経にさまざまなダメージが生じる可能性があります。継続的な低血糖状態は、重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。低血糖の症状が現れた場合は、早めに血糖値を正常範囲に戻すための対処が重要です。
低血糖の数値を測定する方法はありますか?
低血糖の数値を測定する方法としては、血糖値測定器の使い方や血液検査や尿検査の手法があります。血糖測定器は一般の人でも購入することができます。薬局やドラッグストア、またインターネットでも購入することができます。
※血糖値が気になる方は、個人で判断せずに医師に相談して検査を受けましょう。
HbA1cとは?糖尿病管理に欠かせない指標とその意味
HbA1c(ヘモグロビンA1c)とは、糖尿病の管理に重要な役割を果たす血液中の指標です。具体的には、赤血球内のヘモグロビンに結合した血糖の割合を示します。なぜHbA1cが重要なのか、その意味について詳しく見ていきましょう。
HbA1cは、過去数ヶ月間の血糖コントロールの状態を反映する数値です。通常、血糖値は日々変動しますが、HbA1cは長期間の平均値を示すため、糖尿病の管理状態を把握するのに役立ちます。
一般的なHbA1cの基準値は、5.7%未満です。糖尿病のリスクが高まる範囲は、5.7%から6.4%の間になります。6.5%以上の場合は、糖尿病の診断基準となります。つまり、HbA1cの数値が高いほど、血糖値のコントロールが悪い可能性があります。
なぜHbA1cが糖尿病管理に欠かせないのでしょうか?それは、定期的に測定することで治療の効果や進行状況を把握できるからです。HbA1cの値が目標範囲内にあるかどうかは、糖尿病の管理や合併症の予防に重要な情報となります。
HbA1cを下げるためには、適切な食事や運動、薬の服用など、総合的な糖尿病管理が必要です。定期的なヘルスチェックや医師の指導を受けながら、血糖コントロールの改善に努めましょう。
HbA1cは、糖尿病管理において大切な指標であり、日常生活での血糖値の変動だけでは把握しづらい情報を提供してくれます。糖尿病を持つ人々にとって、HbA1cの定期的な測定は、病状の把握と治療効果の確認に欠かせないものです。自分のHbA1cの数値を把握し、糖尿病管理に積極的に取り組みましょう。
まとめ
低血糖は、血糖値が低下することで起こる症状です。低血糖の症状は、めまい、立ちくらみ、冷や汗、手の震え、口渇、頭痛、集中力の低下、イライラ、不安感、意識障害などです。低血糖が重症化すると、意識障害や昏睡状態に陥ることもあります。
低血糖の予防には、以下の点に注意しましょう。
- 規則正しい食事をとる
- 小食をこまめにとる
- 糖質を多く含む食品を食べる
- 運動の前後に食事をとる
- ストレスを溜めない
- 十分な睡眠をとる
低血糖になった場合は、すぐにブドウ糖や甘い飲み物などを摂取しましょう。また、低血糖の症状が続く場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
低血糖は、健康な人でも起こる可能性があります。低血糖の症状が現れた場合は、すぐに対処することが大切です。
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